大好きだった先輩、第一ボタンにサヨナラを言いました

私が高校一年生だった時、片想いの相手がいました。
当時私は吹奏楽部に所属しており、その人は部活の先輩でした。
仮にA先輩とします。
三年生で、アルトサックスを吹く姿がとても素敵だったのを今でもよく思い出します。
先輩がソロ演奏したエアロスミスの「I don’t wanna miss a thing」は、その映像を何度も何度も繰り返し観てしまうくらい惹かれました。

しかし、その先輩には既に付き合っている人がいたのです。その彼女は私もよく知っている、同じ吹奏楽部の二年生でフルート担当の先輩でした。
周りの人は美人だ美人だともてはやしていましたが、私は正直その先輩が妬ましくて仕方ありませんでした。
スタイルもよく、A先輩と一緒に帰るときなどは必ず制服のスカートをミニ丈にして、自慢の細い脚を惜しげもなく見せていました。
そんな二人の楽しげな姿がいつもいつも目に入り、私はつらい思いばかりしていました。
ただ、何もせずに指をくわえて見ていたわけではありません。
私もいつからかA先輩と話ができるようになり、合宿の時などはよく他愛の話をしていました。
もちろん彼女が一番なので、私とばかり話してくれるわけではありませんでしたが。
そうこうしているうちに先輩は部活を引退し、その姿を見ることも少なくなりました。
そして迎えた先輩の卒業式の日。私は玄関ホールで友人たちと談笑する先輩のもとへ走ってゆき、『ボタンください』とお願いしました。
『なんで俺?』と戸惑っていましたが、『第一ボタンでよければ・・』と私に第一ボタンを渡してくれました。
最後に見た先輩の笑顔は、一生忘れることができません。
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